リコールの届け出があったけど、自分の車は該当してるの?
リコールだった場合、どうするの?
令和4年の7月にもリコールがあり、そちらには該当してましたが、すでに修理は終わってます。
ですが、今回のリコールも自分の乗っているハスラーも該当してないか、不安になり調べてみました。
幸い、今回のリコールには該当してませんでしたが、
「どんな不具合が起きるのか?」
「該当した場合どうすればいいのか?」
と思い記事を書きました。
本記事の内容
- 今回のリコール内容
- リコール対象の車両
- リコール対象となってるかの調べ方
- リコールに該当していたらどうすればいいか
下のもくじから読みたいところへいけます。
もくじ
今回のリコール内容
スズキ株式会社から、令和4年12月23日国土交通大臣に対して、リコールの届出がありました
どんな不具合?
エアバッグコントローラにおいて、バックアップコンデンサの製造不良により、内部ショートが発生することがある。そのため、コントローラの電源が衝突時に遮断されると全てのエアバッグ及びシートベルトプリテンショナーが展開しないおそれがある。
出典:国土交通省HP
「全てのエアバッグ及びシートベルトプリテンショナーが展開しないおそれがある。」
エアバッグが出ないと衝突したときに衝撃をやわらげてくれるのは、想像しやすいとおもいます。
だけど、 「シートベルトプリテンショナー」ってなんだ???
って思う人が多いはず!(僕も今回調べるまで知りませんでした。)
そこで、 調べてみると
「強い衝撃を受けたときに、瞬時にシートベルトを巻き取り、座席に体をしっかりと固定する」
為の装置とのこと。
この装置は単体で動く場合、エアバッグと連動して動く場合があります。
(下の説明書参照)
【引用 : ハスラーオーナーズマニュアル 2-32】
この安全装置が正常に働かなくなるおそれがあります。
なので、いつこのようなことになるかわからないので、自分の乗っている車がリコール対象なのか、できるだけ早めに確認しましょう!
以前の僕だったら、
「激しい事故がそんな頻繁に起こるわけないし、そん時に限って作動しないとか、そうそうないでしょ」
と思っていましたが、実際に怖い思いをしてからは、考えは変わりました。
自分の体験談(以前に乗っていた車)になりますが
比較的交通量の多い2車線の道路(右車線走行時)でエンジンが止まり、走行不能になったことがあります。
たまたま、信号待ちで止まったとこだったので、すぐに歩道へ避難できました。
幸いにも、事故も怪我人もいませんでしたが、他の方には迷惑をかけてしまったし、危険な状態になってしまいました。
信号待ちじゃなければ、追突されて大けがをしてたかもしれません。
いま思うと、ぞっとします。
そんな最悪の事態になってしまわないように
繰り返しになりますが、 自分の乗っている車がリコール対象なのか、早く確認しましょう!
改善箇所と、改善の内容
改善箇所は改善箇所説明図(国土交通省HP)から画像が見れます。
改善の内容
全車両、エアバッグコントローラを良品に交換する。
出典:国土交通省HP
今回の修理内容はエアバッグコントローラそのものを、交換とのことです。
なので、部品の調達(発注)や作業に時間がかかるかもしれません。
リコール対象の車両
今回のリコールは下の7車種が対象です。
- 【スズキ】ソリオ
- 【スズキ】ワゴンRスマイル
- 【スズキ】アルト
- 【スズキ】ハスラー
- 【マツダ】キャロル
- 【マツダ】フレアクロスオーバー
- 【三菱】デリカD : 2
該当する車両の情報は、以下の表に記載してあります。
【注意事項】
リコール対象車の車台番号の範囲には、対象とならない車両も含まれている場合があります
とのことなので、この後に「対象になっているかの調べ方」を書いていますので、そちらで必ず確認してください。
種 | 型式 | リコール対象の車台番号 | 対象車の台数 |
ソリオ | 5BA-MA27S | MA27S-109168~109692 R4.11.9 ~ R4.12.13 | 459 |
ソリオ | 5AA-MA37S | MA37S-143559~146561 R4.11.9 ~ R4.12.9 | 2,509 |
ソリオ | 5AA-MA37S | MA37S-634105~636113 R4.11.9 ~ R4.12.13 | 1,665 |
ワゴンRスマイル | 5BA-MX81S | MX81S-104645~105176 R4.11.8 ~ R4.12.7 | 390 |
ワゴンRスマイル | 5AA-MX91S | MX91S-148377~152366 R4.11.8 ~ R4.12.13 | 3,026 |
アルト | 3BA-HA37S | HA37S-120406~122349 R4.11.14 ~ R4.12.13 | 1,621 |
アルト | 5AA-HA97S | HA97S-113799~115022 R4.11.14 ~ R4.12.10 | 1,007 |
ハスラー | 4AA-MR52S | MR52S-310088~311899 R4.11.8 ~ R4.12.7 | 1,485 |
ハスラー | 5AA-MR92S | MR92S-324090~329016 R4.11.8 ~ R4.12.13 | 4,047 |
キャロル | 3BA-HB37S | HB37S-101568~101774 R4.11.14 ~ R4.12.9 | 174 |
キャロル | 5AA-HB97S | HB97S-101441~101571 R4.11.14 ~ R4.12.9 | 108 |
フレア クロスオーバー | 4AA-MS52S | MS52S-300523~300621 R4.11.8 ~ R4.12.1 | 98 |
フレア クロスオーバー | 5AA-MS92S | MS92S-302009~302345 R4.11.8 ~ R4.12.5 | 298 |
デリカD : 2 | 5AA-MB37S | MB37S-104654~104971 R4.11.9 ~ R4.12.8 | 275 |
デリカD : 2 | 5AA-MB37S | MB37S-603249~603414 R4.11.9 ~ R4.12.8 | 143 |
リコール対象となってるかの調べ方
- 自分の車の車台番号を確認する
- リコール確認サイトで、車両番号を入力
①車台番号の確認
車検証の左上の方に「車台番号」とかいてある下の「MR●●S-〇〇〇〇〇〇」
これが「車台番号」となります。
ハスラーだとボンネットを開けて、奥側に小さなプレートがあります、そこでも車台番号が確認できます。
②リコール確認サイトで、車台番号入力
リコール対象かどうかは、リコール・改善対策・サービスキャンペーン 対象車両検索【二輪車・四輪車】、こちらのサイトで確認できます。
サイトに入り、最初の画面で「車台番号」を入力し、検索を押します。
対象車両だった場合、このような画面になります。
対象車両でなかった場合は、 このような画面になります。
今回のリコールに限らず、他のリコールに該当している場合も、検索してくれます。
R4.7.22 CVT不具合リコールの記事はこちら
以前、僕のハスラーが該当していたリコールのお話です
-
「新型ハスラー」CVT不具合リコール該当、どうすればいいの?【ターボ車:MR52S】
続きを見る
リコールに該当してたら、どうすればいいか
スズキの代理店・販売店、または購入店に連絡
上記の画像に記載されていますが、「お近くのスズキ代理店・販売店」に連絡しましょう!
わからない方は、購入した車屋さんに相談すると良いです。
これは、以前のリコールでの件ですが
僕は購入店に連絡し、スズキの代理店・販売店に取りついでもらいました。
購入店に預けて
- 購入店
- スズキの代理店・販売店
- リコールの作業
- スズキの代理店・販売店
- 購入店
という流れです。
リコールの作業時間
まだリコールが出て、間もないので今回のリコールの作業時間は不明です。(2022.12.27時点)
情報が入り次第、追記したいと思います。
以前のリコールで、僕のハスラーはプログラムの書き換えのみだったので、実作業は30分程度とのことでした。
僕の場合は、車を預けてる期間は土曜日午前〜月曜日の午後と2.5〜3日間かかりました。(購入店〜ディーラーの行き来があり、土日があった為長くなっています)
「車のことはよくわからない」、「スズキの代理店・販売店で買ってないのに行きにくい」って人は、購入店にリコールのことを伝えて、取り次いでもらいましょう!
今回は年末年始を挟み、さらに部品交換もあるので年明けから混むのではないかと思います!
以前のリコールでは封筒が来る前に、上記のサイトで確認しすぐに予約をお願いしましたが、それでも予約が取れるまで時間がかかりました。
お店によっては、封筒が来る前にお願いしても受け付けてくれところもあるので、混む前に自分で調べてお店に連絡することをオススメします!!
その場合には
- 車体番号
- リコール内容(R4.12.23 エアバッグコントローラ)
をメモしておくと良いです。
担当の方とメールやラインでやり取りできる方は、先程の「リコール確認サイト」のスクリーンショットを送るのが、手軽で伝わりやすいです!
リコール後の確認方法
リコール後に証明書などは発行されませんので、「リコールの対象となっているかの調べ方」で書いてあるやり方を、もう一度しましょう。
すると、実施状況が分かります。
※反映には2週間以上かかる場合があるとのことです。
僕も2022/8/8にリコールから帰ってきて、8/20にリコール実施の反映がされました。
下の写真は以前のリコールの画面です。
今回のリコールも情報が反映されれば「実施済」になると思います。
以前はリコール完了した証明として、ステッカーを車に貼り識別していたのですが、現在は廃止になっています。
リコールを放置してると車検が通らない可能性も
以前乗っていた車の話になりますが、リコール対象の車に乗っていました。
エアバッグ関連のリコールだったんですが、なかなか時間が取れず放置していたら、「リコール箇所を直さないと、車検に通りません」という連絡がきました。
不具合の箇所にもよりますが、車検に通らなくなる可能性もあります。
というわけで、できるだけ早くリコール対応しましょう!
まとめ : できるだけ早く確認しましょう
不具合はいつ起こるかわかりませんし、「また今度」と思っていたら、忘れてしまうかもしれません。
忙しくて時間がなかなか取れない方もいるかと思いますが、対象かどうかだけでもしておくことをおススメします。
自分の車が「リコールかも」と「リコールの対象だ」では印象も違い、忘れにくくなると思います。
早めの確認で、安全安心なカーライフが送れますように