リコールの届け出があったけど、自分の車は該当してるの?
リコールだった場合、どうするの?
自分の乗っているハスラーも該当してないか、不安になり調べてみました。
本記事の内容
- 今回のリコール内容
- リコール対象の車両
- リコール対象となってるかの調べ方
- リコールに該当していたらどうすればいいか
下のもくじから読みたいところへいけます。
もくじ
今回のリコール内容
スズキ株式会社から、令和4年7月21日国土交通大臣に対して、リコールの届出がありました
どんな不具合?
無段変速機(CVT)において、CVTコントローラの制御プログラムが不適切なため、高負荷のキックダウン時等に、変速機構であるスチールベルトが滑り摩耗粉が発生する場合がある。そのままの状態で使用を続けると、摩耗粉による油圧調整弁の摺動不良が起こり油圧不良となることで、最悪の場合、走行不能に至るおそれがある。
出典:国土交通省HP
無段変速機とあり、直接走行に関わる箇所なので放置しておくのは大変危険です。
「最悪の場合、走行不能に至るおそれがある。」と記載されていますが、どのくらいの距離なのか不明ですし、車に乗る頻度や距離も、人によって違います。
なので、いつこのようなことになるかわからないので、自分の乗っている車がリコール対象なのか、できるだけ早めに確認しましょう!
余談で、こちらは自分の体験談(以前に乗っていた車)になりますが
比較的交通量の多い2車線の道路(右車線走行時)でエンジンが止まり、走行不能になったことがあります。たまたま、信号待ちで止まったとこだったので、すぐに歩道へ避難できました。
幸いにも、事故も怪我人もいませんでしたが、他の方には迷惑をかけてしまったし、危険な状態になってしまいました。
走行不能になると、自分だけでなく周りにも危険や被害が及ぶ可能性を知っておいてください。
繰り返しになりますが、 自分の乗っている車がリコール対象なのか、できるだけ早めに確認しましょう!
改善箇所と、改善の内容
改善箇所は改善箇所説明図(国土交通省HP)から画像が見れます。
改善の内容は
全車両、CVTを点検し、ベルト滑りがあると判断した場合は、CVTを交換する。また全車両、CVTコントローラを対策プログラムに書き換える。
なお、CVTを交換しなかった場合において、後日ベルト滑りがあると判断した場合は、CVTを無償交換する
出典:国土交通省HP
点検時に、対策としてプログラムの書き換え、不具合があった場合はCVT交換してもらえます。
さらに後日でも不具合が起きた場合でも無償交換してもらえるのはありがたいですし、安心できます。
リコール対象の車両
今回のリコールは下の3車種が対象です。
- 【スズキ】ハスラー
- 【スズキ】ワゴンR
- 【マツダ】フレアクロスオーバー
該当する車両の情報は、以下の表に記載してあります。
【注意事項】
リコール対象車の車台番号の範囲には、対象とならない車両も含まれている場合があります
とのことなので、この後に「対象になっているかの調べ方」を書いていますので、そちらで必ず確認してください。
車種 | 型式 | リコール対象の車台番号 | 対象車の台数 |
ハスラー | 4AA-MR52S | MR52S-100112~ MR52S-301806 | 55934台 |
ワゴンR | 4AA-MH55S | MH55S-920001~ MH55S-924135 | 4084台 |
フレア クロスオーバー | 4AA-MS52S | MS52S-100002~ MS52S-300111 | 3090台 |
リコール対象となってるかの調べ方
- 自分の車の車台番号を確認する
- リコール確認サイトで、車両番号を入力
①車台番号の確認
車検証の左上の方に「車台番号」とかいてある下の「MR●●S-〇〇〇〇〇〇」
これが「車台番号」となります。
ボンネットを開けて、奥側に小さなプレートがあります、そこでも車台番号が確認できます。
②リコール確認サイトで、車台番号入力
リコール対象かどうかは、リコール・改善対策・サービスキャンペーン 対象車両検索【二輪車・四輪車】、こちらのサイトで確認できます。
サイトに入り、最初の画面で「車台番号」を入力し、検索を押します。
対象車両だった場合、このような画面になります。
対象車両でなかった場合は、 このような画面になります。
リコールに該当してたら、どうすればいいか
スズキの代理店・販売店、または購入店に連絡
上記の画像に記載されていますが、「お近くのスズキ代理店・販売店」に連絡しましょう!
わからない方は、購入した車屋さんに相談すると良いです。
僕は購入店に連絡し、スズキの代理店・販売店に取りついでもらいました。
購入店に預けて
- 購入店
- スズキの代理店・販売店
- リコールの作業
- スズキの代理店・販売店
- 購入店
という流れです。
リコールの作業時間
僕のハスラーはプログラムの書き換えのみだったので、実作業は30分程度とのことでした。
スズキの代理店・販売店に直接連絡して予約を取れば、実作業+説明で済むのでかなりの時間短縮になります。
僕の場合は、車を預けてる期間は土曜日午前〜月曜日の午後と2.5〜3日間かかりました。(購入店〜ディーラーの行き来があり、土日があった為長くなっています)
「車のことはよくわからない」、「スズキの代理店・販売店で買ってないのに行きにくい」って人は、購入店にリコールのことを伝えて、取り次いでもらいましょう!
リコール後の確認方法
リコール後に証明書などは発行されませんので、「リコールの対象となっているかの調べ方」で書いてあるやり方を、もう一度しましょう。
すると、実施状況が分かります。
※反映には2週間以上かかる場合があるとのことです。
僕も2022/8/8にリコールから帰ってきて、8/20にリコール実施の反映がされました。
上記の画像のように、実施状況が実施済みに変わっています。
以前はステッカーを車に貼り識別していたのですが、現在は廃止になっています。
リコールを放置してると車検が通らない可能性も
以前乗っていた車の話になりますが、リコール対象の車に乗っていました。
エアバッグ関連のリコールだったんですが、なかなか時間が取れず放置していたら、「リコール箇所を直さないと、車検に通りません」という連絡がきました。
不具合の箇所にもよりますが、車検に通らなくなる可能性もあります。
というわけで、できるだけ早くリコール対応しましょう!
まとめ : できるだけ早く確認しましょう
不具合はいつ起こるかわかりませんし、「また今度」と思っていたら、忘れてしまうかもしれません。
忙しくて時間がなかなか取れない方もいるかと思いますが、対象かどうかだけでもしておくことをおススメします。
自分の車が「リコールかも」と「リコールの対象だ」では印象も違い、忘れにくくなると思います。
早めの確認で、安全安心なカーライフが送れますように